2010年参院選 自民・鈴木政二県連会長
<< 朝日新聞  2010年(平成22年)6月18日(金曜日) >>
  
【自民・鈴木政二県連会長】
 県議会では56議席の最大会派だが、昨年の衆院選は県内15小選挙区で全敗。来年の知事選、統一地方選をにらみ、参院選で立て直しを図る。
●政策提言し地域で努力
 −野党として臨む参院選です。従来の国政選挙と異なる点は何ですか。
 これまでは、土地改良区や医師会など、業界団体がおおむね自民党を応援してくれた。多くの団体が自民党から比例候補者を擁立していたが、野党になって極端に少なくなった。党を支えた地方議員も市町村合併が進んで減った。昨年の衆院選で県内全選挙区で敗れ、今も小選挙区の支部長がそろっていない。厳しい環境なのは間違いなく、ゼロというよりマイナスからの選挙戦と認識している。
 −どのように支持を広げますか。
 支持が薄くなったところからの再出発なので、地域の中で、党を見捨てていない党員と県議、市町村議が協力して戦うしかない。以前に増して一致団結し、きめ細かい地域
の戦いをする必要がある。
 −主に何を訴えますか
 今回の立候補予定者は県議の経験があるので、どの候補者よりも地域の事情をくみ取ることができる。党の再生のために新しい人を擁立した。
 −獲得票数の目標は。
 議席を取ることだ。(票数は)今言えることではない。
 −民主党政権をどう評価しますか。
 民主党は日本を不安に陥れる政権だ。危機、不安への対応能力が欠けている。普天間問題では、世界の中で日本が築いてきた信頼を失った。いいことを言って夢を与えて実現できないのは絶対にまずい。政治とカネの問題も、説明責任を果たしていない。
 −「第三極」の存在についてどう考えますか。
 どの党も全体的な政策が分かりにくい。天下りや公務員改革などの個別政策をアピールしているが、政党は、全般的、具体的に説明する義務がある。安全保障、教育、福祉など全体像を見せなければ、国民も審判できない。もちろん、選挙戦だけを考えると意識せざるをえない存在だ。
 −鳩山由紀夫氏から菅直人氏への首相交代で民主党の支持率が上昇した一方、自民党は伸び悩んでいます。
 鳩山氏は退陣の際、政治とカネを理由にした。菅氏は急に「小沢隠し」みたいなことをしたが姑息(こ・そく)だ。民主との対比も必要だが、政策提言や地域での努力で、自民党の支持率を上げていきたい。  
(聞き手・石井潤一郎)

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