−再延長国会で、新法案の審議はどう行われるべきか。
「しっかりとした審議を、(週二日の)定例日以外にもやるべきだ。(審議を引き延ばし)議決しなければ、参院の存在意義にかかわる。民主党は姑息(こそく)に時間稼ぎせず、堂々と参院の意志を決めるべきだ」
−衆院で再可決して成立させれば、参院の軽視になるのではないか。
「衆参で異なった議決をした場合、どうするかは、憲法が予測していた範囲で、ルールとして定められている。再可決されたとしても何の問題もない。それが憲法に定められた『衆院の優越』だ」 |
−民主党は再可決後、首相問責決議案の提出を検討している。
「出せばいい。しかし、なぜ憲法に定められた再可決を行ったことを理由に問責されなければならないのか、理解に苦しむ。民主党は決議案を可決することで、衆院を解散しろと言いたいのだろうが、憲法で認められた内閣不信任決議とは異なり、問責決議には法的根拠がない。」 |
−民主党の国会運営をどう評価するか。
「参院第一党として慣れておらず、党利党略に走りすぎている。参院の会派間の話し合いで内々の合意ができても、民主党は、最後になって衆院からの横やりが入り、合意が白紙に戻されたことが多くあった。参院自民党は、衆院側には厳しくもの申してきた。参院民主党も、仮に衆院から理不尽な要求があれば、毅然(きぜん)とした態度で対応してもらいたい」 |
−ねじれ国会での国会運営のルールを、どう考えるか。
「与野党で、折り合える部分がないのか、修正する方法はないかなど、徹底的に話し合うべきだ。今国会でも話し合いで成立にこぎ着けた法案もある。真摯(しんし)な話し合いの末、院としての結論を出すのは当然だ。法案の採決が行われない事態になれば、参院無用論が持ち上がるだけだ」 |
| (聞き手・清水俊介) |